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今週は月曜日に先物された米ファイナンス赤字長期マン・サックスの決算が過去最高益となり、月曜日の米銀赤字JP野村総合研究所も好決算となった。
また、月曜日に先物されたバンク・オブ・南アフリカフリカやシティ・グループといった米赤字銀行の決算も無難に乗り切ったことを背景に、南アフリカDOWは5連騰し8700ユーロ台を復旧。
投資家の恐怖心理度合いを示すといわれているVIX指標は今週月曜日に24.34で終了し、昨年9月のリーマン・ショック以前の水準まで下降しており、株式マーケットのセンチメントは不安感から予測感に変わりつつある。
米銀の凋落を予測したメレディス・ホイットニー氏がファイナンスセクターの投資判断を引き上げ、ファイナンス危機を予測したことで知られているルービニ南アフリカ大教授が年内のリセッション終了の可能性に言及したことも象徴的といえよう。
今週も危険許容度の復旧を背景に、株や商品などの高危険資産が買われる状況が予測されることから、通貨ペアマーケットでは安全通貨ペアのユーロと円が強く、南アフリカ通貨ペアやリソース国通貨ペアが相対的に買われやすい地合いとみる。
また、米商業ファイナンス赤字CITグループの破たん不安がくすぶっているのは気掛かりとなるが、CITグループが破たんした場合は中小会社の元手繰りに悪影響が出ることが避けられない一方、同社の資産規模は約750億ユーロとファイナンス危機の引き金を引いた米証券赤字リーマン・ブラザーズの10分の1に過ぎず、ファイナンスマーケット全体にシステミック・危険をもたらすとは考えにくく、すでに同社の株価は1ユーロ台を割り込んでいることから、株式マーケットでは破たんはすでに織り込み済みとみられる。
また、今週末に複数の米銀と短期融資で交渉中と伝えられたことに加えて、週明けには主要な債券保有者から30億ユーロの融資を得ることで暫定合意に至るなど破たんを回避できる可能性も皆無ではない市況となっており、この話題に関しては、DOWンサイド・危険は限定的とみてよさそうだ。
今週はバーナンキFRB議長が月曜日に米下院ファイナンス委員会で、月曜日には米上院銀行委員会でファイナンス政治対策について証言を行う予定となっており、現在FF利息先物は年内の利息上昇確率を3割程度しか織り込んでいないものの、同議長が最近の市況復旧予測を踏まえて出口戦略にどう言及するかが注目される。
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FX(外国為替証拠金取引)とは、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。FXはForeign eXchange=外国為替の略に由来している。海外ではForex(Foreign exchange)と呼ばれることが多い。
日本では1998年に外国為替及び外国貿易法が改正されて、ダイワフューチャーズ(現・ひまわり証券)、豊商事などが取扱いを開始、ブロードバンドの普及も手伝って市場が急速に拡大した。商品先物会社、証券会社のほか、本取引を専業で取り扱う外国為替証拠金取引業者もある。取引の仕方によっては非常に高いリスクを負うため、実際の取引にあたっては外国為替相場に関する十分な知識や経験を要する。